東京ソロ活スポット / TOKYO

丸の内のソロ活。大人の男が一人で過ごす上質な一日

8か所丸の内で無料で楽しめる場所
7,900円丸の内の一人の一日の予算の目安
0円丸の内を巡回する無料バスの運賃

土曜日の朝の丸の内。平日はスーツの人で埋まる仲通りに、人がまばらにしかいない。並木の緑の下を歩き、赤レンガの東京駅を眺め、皇居のお濠の水面を見下ろす。丸の内は、大人の男が一人で過ごすのにいちばん似合う街だ。

丸の内は、平日の街だと思われている。働いている男にとっては、会社がある場所で、休日にわざわざ行く場所ではない。家族持ちの男にとっては、もっと縁がない。休日の家族の行き先は、子供が遊べる郊外のショッピングモールで、美術館とバーの街は候補にすら上がらない。

だが、休日の丸の内は、静かで、品がよく、一人の男を放っておいてくれる。この記事では、丸の内での一人の一日を、無料で楽しめる場所、美術館、一人飯、夜の一杯、そして予算の目安まで、男一人の目線でまとめた。営業時間や料金は変わるので、行く前に公式サイトで確認してほしい。

この記事の結論

  1. 丸の内は、休日のオフィス街が静かで、一人の男にいちばん似合う街
  2. 駅舎、屋上庭園、博物館、皇居外苑など、無料で楽しめる場所が多い
  3. 丸の内を回る無料の巡回バスがある。歩き疲れたら乗ればいい
  4. ビルが地下でつながっていて、雨の日でもほとんど濡れずに過ごせる
  5. 一日の予算の目安は8,000円ほど。夜は銀座へ流れてもいい

丸の内が、一人の男に似合う理由

丸の内が一人に向いている理由は、三つある。一つ目は、休日のオフィス街は静かだということだ。平日に何十万人が働く街も、土日は人がぐっと減る。観光客や買い物客はいるが、渋谷や新宿のような混雑はない。

二つ目は、一人で過ごせる場所が、歩ける範囲に集まっていることだ。東京駅、皇居、美術館、博物館、書店、カウンターの飯屋、ホテルのバー。全部が、徒歩10分ほどの範囲にある。

三つ目は、街そのものが大人向けだということだ。子供が走り回る広場も、騒がしい若者向けの店も少ない。落ち着いた石の街並みと、整えられた並木。40代、50代の男が一人で歩いても、まったく浮かない。むしろ、一人で歩く大人の男が、いちばん街に溶け込む。

東京駅丸の内駅舎:まずは駅を眺めろ

丸の内のソロ活は、東京駅の丸の内駅舎から始まる。赤レンガの駅舎は、2012年に創建当時の姿に復原された。南北のドームの下に入ると、天井に鷲や干支のレリーフが並んでいるのが見える。

駅前の広場に出て、駅舎の全体を眺める。広場の端から振り返ると、駅舎の長さがわかる。行幸通りをまっすぐ皇居の方へ歩いて振り返ると、駅舎が正面に見える。どこから眺めるのがいちばんいいかを、一人で歩きながら探すのも楽しい。

駅舎の中には、美術館の東京ステーションギャラリーもある。創建当時のレンガの壁が残る展示室で、企画展を見られる。駅舎の歴史そのものを感じられる場所だ。開館日と展示内容は、公式サイトで確認しておけ。

丸の内で、無料で楽しめる場所

丸の内には、無料で楽しめる場所が多い。金をかけずに、一日の半分は過ごせる。

丸の内で無料で楽しめる場所
No.場所楽しみ方
1東京駅丸の内駅舎(外観・ドーム)赤レンガの駅舎と、ドームの天井のレリーフを眺める
2KITTE屋上庭園東京駅の駅舎と線路を真上から見下ろす。夜は駅舎のライトアップ
3インターメディアテク(KITTE内)東京大学の学術標本を展示する博物館。骨格標本や剥製が並ぶ。入館無料
4皇居外苑広い玉砂利の広場と松林。二重橋を眺める
5和田倉噴水公園お濠のそばの噴水と、静かなベンチ
6丸の内仲通り並木と石畳の街歩き。パブリックアートの彫刻が点在する
7丸ビル・新丸ビルのテラス上階のテラスから、東京駅と丸の内の街を見下ろす
8丸の内の巡回バス丸の内周辺を回る無料のバス。歩き疲れたら乗る

特にすすめたいのが、インターメディアテクだ。旧東京中央郵便局の建物を生かしたKITTEの中にあり、日本郵便と東京大学総合研究博物館が一緒に運営している。動物の骨格標本、鉱物、古い学術資料が、アンティークの棚に並んでいる。これが無料なのが信じられない。大人の男が一人で、時間を忘れて眺められる場所だ。

KITTEの屋上庭園で、東京駅を見下ろす

KITTEの屋上庭園は、東京駅を真上から見下ろせる場所だ。赤レンガの駅舎、何本も並ぶ線路、出入りする新幹線と在来線。芝生の庭園に立って、東京の玄関口を眺める。

おすすめは、夕暮れから夜だ。日が沈むと、駅舎がライトアップされ、オレンジ色に浮かび上がる。線路を行き交う電車の光、周りの高層ビルの窓の灯り。カップルが多い時間帯だが、一人で手すりにもたれて眺めている男も少なくない。無料で、これだけの夜景が見られる場所は東京でも多くない。

皇居の緑を、一人で歩く

丸の内の西側には、皇居が広がる。お濠に囲まれた広大な緑は、都心の真ん中とは思えない静けさだ。

  • 皇居外苑:広い玉砂利の広場と、整えられた黒松の林。二重橋を眺める
  • 皇居東御苑:江戸城の本丸跡。天守台の石垣の上から都心を眺める。入園無料だが休園日がある
  • お濠沿いの散歩:お濠の水面と石垣を眺めながら歩く。皇居の周りを走るランナーも多い

皇居の周りは、一周約5kmのランニングコースとして知られている。走らなくても、歩いて一周すれば1時間ほど。お濠と石垣と緑を眺めながら、頭の中を空っぽにする。仲通りの美術館に入る前に、皇居を半周歩くだけでも、丸の内の一日はぐっと深くなる。

丸の内の美術館

丸の内には、歩いて回れる距離に美術館がいくつもある。一人で、好きな作品の前に好きなだけいられる場所だ。

丸の内周辺の美術館(展示内容・料金は公式サイトで確認)
美術館特徴
三菱一号館美術館明治期の赤レンガの洋館を復元した建物。19世紀の西洋美術などの企画展
東京ステーションギャラリー東京駅の駅舎の中。レンガの壁が残る展示室
静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)重要文化財の明治生命館の中。国宝の茶道具などの東洋美術
東京国立近代美術館竹橋。皇居の北側。近代日本美術の殿堂

おすすめは、三菱一号館美術館だ。明治の赤レンガの洋館を復元した建物で、展示室の窓や階段、床まで、建物そのものが見どころになっている。展示を見終わったら、中庭の一号館広場のベンチで一休みする。都心のビルに囲まれた中庭は、緑が多く、意外なほど静かだ。

丸の内の一人飯

丸の内は、一人で飯を食う人が当たり前の街だ。平日の昼は、何万人もの会社員が一人でランチをとる。だから、一人で入れる店が多い。

  • ビルの地下のレストラン街:定食、そば、カレー、ラーメン。一人客が多く、気軽に入れる
  • ビルの上階のレストラン:眺めのいい店も。平日のランチなら、夜より手頃に入れる
  • カウンターの和食:寿司、天ぷら、割烹のカウンター。昼のランチなら数千円で楽しめる店もある
  • 駅ナカと駅の地下街:東京駅の地下には、ラーメンの名店が集まる一角もある

平日に行くなら、12時から13時の昼休みは避ける。会社員の行列に巻き込まれる。11時台か、13時半を過ぎてから入れ。土日は会社員がいないので、昼のピークでも平日ほどは混まない店が多い。

書店とカフェで、一人の午後

丸の内には、大型の書店がある。ビジネス書から専門書、洋書まで、棚の間を一人で何時間でも歩いていられる。気になった本を一冊買って、近くのカフェで読み始める。これだけで、立派な午後のソロ活だ。

丸の内のカフェは、一人で本を読んでいる大人が多い。ノートパソコンを開いている人、新聞を読んでいる人、窓の外を眺めている人。一人で長居しても、誰にも気にされない。並木の仲通りに面したテラス席で、通りを歩く人を眺めながらコーヒーを飲むのもいい。

無料の巡回バスで、街を一周する

丸の内には、周辺を回る無料の巡回バスがある。東京駅の周りの丸の内、大手町、有楽町などを巡るルートで、運賃はかからない。

歩き疲れたら、バスに乗って一周するだけでもいい。窓の外を流れるオフィス街と皇居の緑を眺めながら、座って休める。気になった停留所で降りて、また歩けばいい。運行の日や時間、ルートは変わることがあるので、乗る前に公式の情報で確認しておけ。

雨の日の丸の内は、地下で完結する

丸の内のもう一つの強みは、雨に強いことだ。東京駅の地下から、丸ビル、新丸ビル、KITTE、周りのオフィスビルが地下通路でつながっている。傘をほとんど開かずに、ビルからビルへ移動できる。

  • 美術館と博物館:東京ステーションギャラリーは駅の中、インターメディアテクはKITTEの中
  • 書店:雨の音を気にせず、棚の間を歩ける
  • 地下のレストラン街:昼も夜も、地下で済ませられる
  • カフェ:窓の外の雨の仲通りを眺めながら、コーヒーを飲む

雨の日は、外を歩く人が減る。美術館も書店も、晴れの日より静かになることがある。一人の男にとって、雨の丸の内は、むしろ狙い目だ。

丸の内の一日、モデルプラン

丸の内の一人の一日(予算は目安)
時間場所やること予算の目安
9:30皇居外苑・和田倉噴水公園朝のお濠と松林を歩く0円
10:30東京駅丸の内駅舎駅舎とドームのレリーフを眺める0円
11:30ビルの上階のレストラン眺めのいい店で、ランチ2,000円
13:00三菱一号館美術館企画展を見て、中庭のベンチで一休み2,300円
15:30インターメディアテク骨格標本と学術資料を眺める0円
16:30仲通りのカフェ本を読みながらコーヒー800円
17:30KITTE屋上庭園夕暮れの東京駅と、ライトアップを見下ろす0円
19:00ホテルのバーラウンジ一日の締めに、一人で一杯2,800円

このプランの予算は、合計で7,900円ほどだ。美術館の料金は展覧会によって変わる。バーは、ホテルのラウンジで一杯なら3,000円前後、二杯飲めば倍になる。無料の場所が多いので、美術館とバーを入れても1万円を切る。

丸の内の一人の一日、予算の内訳(目安)

Fig. 01
編集部の試算。美術館の料金は展覧会によって変わる。料金は公式サイトで確認してほしい

平日と土日、時間帯の使い分け

丸の内は、平日と土日で顔がまるで違う街だ。

丸の内の人の多さのイメージ(平日と土日)

Fig. 02
編集部によるイメージ図(ピークを100とした指数)。実測値ではない。イベントや季節によって大きく変わる

街歩きと美術館なら、土日の午前がいちばん静かだ。平日に行くなら、会社員の通勤と昼休みと退勤の時間を外す。平日の10時から11時半、14時から16時は、丸の内のオフィス街が意外なほど落ち着いている時間だ。

夜の丸の内、そして銀座へ

夜の丸の内は、ライトアップされた駅舎と、並木のイルミネーションの街になる。冬には、仲通りの並木がシャンパンゴールドの灯りで飾られることで知られる。

夜の一杯は、ホテルのバーラウンジがいい。丸の内のホテルには、東京駅を見下ろせるバーや、落ち着いたラウンジがある。一人でカウンターに座り、グラスを傾ける。終電の心配はない。帰りは東京駅から一本だ。

もう少し飲みたければ、銀座まで歩けばいい。有楽町を抜ければ、銀座はすぐそこだ。丸の内で昼を過ごし、夜は銀座のバーで締める。東京で一番大人の男らしい一日のつなぎ方だ。

丸の内を一人で楽しむ心得

  • 土日の午前に行く:オフィス街の人が少なく、街がいちばん静か
  • 歩きやすい靴で:皇居から駅、美術館まで歩くと、意外な距離になる
  • 少しだけ服を整える:上質な街では、清潔なシャツと革靴が似合う。ジャージで行く街ではない
  • 休館日を確認する:美術館は月曜休館が多い。東御苑にも休園日がある
  • 無料の場所を挟む:有料の美術館と、無料の博物館や屋上庭園を交互に回ると、予算が抑えられる
丸の内は「服が半分」

丸の内は、身なりを少し整えるだけで、街との相性がぐっと良くなる。清潔なシャツと、手入れした靴。それだけで、ホテルのラウンジにも、美術館にも、カウンターの寿司屋にも、気後れせずに入れる。高い服はいらない。だらしなくない服でいい。

一人の丸の内と、家族の休日

一人の丸の内

  • 朝の皇居の松林を、静かに歩く
  • 明治の洋館の美術館で、好きな絵の前にいる
  • 無料の博物館で、骨格標本に見入る
  • 夜は、ホテルのラウンジで一人で一杯

家族の休日

  • 郊外のショッピングモールで、駐車場の空き待ち
  • 子供の遊び場のベンチで、スマホを見る
  • フードコートで、家族全員分を運ぶ
  • 夜は、子供の寝かしつけ

もちろん、家族で過ごす休日にも、その人なりの幸せはあるのだろう。だが、静かな街を、自分の好きな順番で、好きなだけ歩ける休日は、一人の男にしか手に入らない。

「休日に丸の内?会社の近くじゃん」と言う奴へ

お前にとって丸の内は、満員電車で通う場所だろう。俺にとって休日の丸の内は、静かな並木道と、無料の博物館と、明治の洋館の美術館と、駅を見下ろす屋上庭園の街だ。同じ街を、平日の通勤路としてしか見られないのは、もったいない。

まとめ:休日の丸の内を、一人で歩け

丸の内は、休日のオフィス街が静かで、一人の男にいちばん似合う街だ。東京駅の駅舎、KITTEの屋上庭園、インターメディアテク、皇居外苑、仲通りなど、無料で楽しめる場所が多く、無料の巡回バスもある。ビルが地下でつながっているので、雨の日でもほとんど濡れずに過ごせる。

美術館とランチとバーを入れても、一日の予算の目安は8,000円ほど。土日の午前に皇居を歩き、昼に美術館、夕方に屋上庭園で駅のライトアップを見て、夜はホテルのラウンジか銀座のバーで締めろ。営業時間や料金、休館日は変わるので、行く前に公式サイトで確認してほしい。

静かな休日の丸の内を、一人で歩け。末代で何が悪い。

よくある質問

丸の内は男一人で楽しめる?

楽しめる。丸の内は、美術館、博物館、庭園、書店、カウンターの飯屋、バーと、一人で過ごせる場所が歩いて回れる範囲に集まっている。土日のオフィス街は人が少なく、平日の昼より静かに歩ける。大人の男の一人時間にいちばん似合う街だ。

丸の内で無料で楽しめる場所は?

東京駅丸の内駅舎の外観、KITTEの屋上庭園、KITTEの中にある博物館のインターメディアテク、皇居外苑と和田倉噴水公園、丸の内仲通りの街歩き、丸ビルや新丸ビルのテラスなどがある。丸の内を回る無料の巡回バスもある。開館日は公式サイトで確認してほしい。

丸の内で一人で入りやすい飯屋は?

ビルの地下や上階のレストラン街には、カウンター席のある店や、一人客の多い店がある。平日はオフィスで働く人が一人でランチをとるので、一人客は当たり前だ。夜はカウンターの和食や、ホテルのバーラウンジで一人で一杯やるのもいい。

丸の内のソロ活は平日と土日どちらがいい?

街歩きと美術館なら土日がいい。オフィス街の人が減り、仲通りも静かになる。ランチやカウンターの店は、平日の昼は会社員で混むので、11時台か13時半以降に入るといい。

雨の日の丸の内のソロ活は?

東京駅の地下から丸ビル、新丸ビル、KITTEなどのビルが地下でつながっているので、ほとんど濡れずに歩ける。美術館、博物館、書店、カフェ、地下のレストラン街を回れば、雨でも一日過ごせる。

出典・参考資料

  1. JR東日本「東京駅丸の内駅舎 保存・復原」
  2. インターメディアテク公式サイト(日本郵便株式会社・東京大学総合研究博物館)
  3. 三菱一号館美術館、東京ステーションギャラリー、静嘉堂文庫美術館の公式サイト
  4. 宮内庁「皇居東御苑」
  5. 各施設の公式サイト(営業時間・料金・休館日は変更されることがあるため、来訪前に確認のこと)