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おひとり様で焼肉食べ放題。一人で元を取る作戦

6皿食べ放題4,000円で元を取る単品の皿数の目安(1皿700円と仮定)
66万トン外食産業から出る食品ロス(2023年度)
90分焼肉食べ放題のよくある制限時間

タッチパネルで、カルビを2皿、ハラミを1皿。数分後には肉が届き、一人の網の上で焼けていく。取り分けも遠慮もない。好きな肉を、好きなだけ、自分のペースで。90分の制限時間は、すべて自分の胃袋のためにある。

焼肉の食べ放題は、学生の集団や家族連れの場所だと思われている。だが、大勢の食べ放題は意外と食べられない。誰かが頼みすぎた肉が網を占領し、子供の分を焼き、話に夢中で時間が過ぎる。家族で行けば、父親は子供が残したご飯と肉を片付ける係で、元を取るどころか、残飯処理で腹がいっぱいになる。

一人なら、食べ放題を最も効率よく使える。この記事では、一人で入れる焼肉食べ放題の探し方、何皿食べれば元が取れるかの計算、効率のいい頼み方、そして食べ残さないためのルールまでまとめた。料金やコースは店によって違うので、行く前に確認してほしい。

この記事の結論

  1. 一人で頼める焼肉食べ放題は多い。予約サイトで「1名」で探せ
  2. 元を取る皿数は、食べ放題の料金÷単品の値段で計算できる
  3. ご飯、スープ、サイドメニューで腹を満たすな。肉を中心に頼め
  4. 一度に頼みすぎない。一皿食べてから次を頼めば、食べ残しは出ない
  5. 満腹になったら切り上げろ。元を取るより、体の方が大事だ

食べ放題は、一人の方が有利だ

焼肉の食べ放題は、一人で行く方が有利だ。理由は三つある。

一つ目は、網を独占できること。大勢なら、網の上はいつも誰かの肉で埋まっている。一人なら、網の全部を自分の肉のために使える。焼くスピードが上がり、制限時間内に食べられる量が増える。

二つ目は、注文が自分の好みだけで決まること。大勢だと、誰かが頼んだ苦手な肉やサイドメニューも食べることになる。一人なら、食べたい肉だけを頼める。

三つ目は、時間を全部食べることに使えること。大勢の食べ放題は、話している時間が長い。一人なら、話す相手がいないので、90分を焼いて食べることだけに使える。食べ放題という仕組みを、最も正しく使えるのは一人の客だ。

一人で入れる食べ放題の探し方

焼肉の食べ放題には、「2名様から」としている店もある。一人で行くなら、まず一人で頼めるかを確認しろ。

  1. 予約サイトで人数を「1名」にして探す1名で予約できる食べ放題のコースが出てくる。
  2. チェーン店の公式サイトを見る大手の焼肉チェーンの中には、一人でも食べ放題を頼める店が多い。人数の条件を確認しておく。
  3. 電話で確認するわからなければ、「一人ですが、食べ放題は頼めますか」と電話で聞けばいい。
  4. カウンター席のある店を選ぶ一人用の席がある店なら、一人客を想定している。

一人で頼める店を一度見つけたら、そこを行きつけにすればいい。どの肉がうまいか、どの時間が空いているかがわかってくると、食べ放題の効率はさらに上がる。

コースの選び方:安いコースか、高いコースか

焼肉の食べ放題には、たいていいくつかのコースがある。安いコースは肉の種類が少なく、高いコースになるほど、上カルビや厚切りの肉、牛タンなどの高い部位が加わる。

食べ放題のコースの選び方(一般的な傾向)
コース中身の傾向向いている男
いちばん安いコースカルビ、ロース、豚肉、鶏肉など基本の肉量を食べたい、肉の質にはこだわらない
真ん中のコース基本の肉に、タンやハラミ、厚切りの肉が加わるいちばんバランスがいい。迷ったらこれ
いちばん高いコース上カルビ、上タン、和牛など高い部位まで質のいい肉を、腹いっぱい食べたい

一人で行くなら、真ん中のコースがいちばん元を取りやすいことが多い。安いコースは、そもそも単品の値段が安い肉ばかりなので、元を取るのに皿数がいる。高いコースは、高い肉を食べれば元は取りやすいが、料金そのものが高い。自分が本当に食べたい肉が入っている、いちばん安いコースを選べばいい。メニュー表で、コースごとに何が食べられるかを確認してから決めろ。

一人だと、コース選びで誰とももめないのもいい。グループで行くと、「高いコースにしよう」「いや安いのでいい」と意見が割れ、結局みんなが中途半端に満足しないコースに決まる。一人なら、今日の腹と財布に一番合うコースを、自分だけで選べる。

平日ランチの食べ放題を狙え

焼肉店の中には、平日の昼に、夜より安い食べ放題を出しているところがある。時間は夜より短いことが多いが、料金が安いぶん、元を取りやすい。

平日に休める男なら、昼の食べ放題がいちばん賢い使い方だ。昼の店内は夜より空いていて、肉の届くのも早い。食べ終わったら、午後は散歩か昼寝。夜は軽く済ませればいい。夜に食べ放題で腹を満たして寝るより、体にも負担が少ない。

何皿食べれば、元が取れるか

食べ放題で「元を取る」とは、同じ量を単品で頼んだら食べ放題の料金より高くなる状態のことだ。計算は単純だ。

元を取る皿数 = 食べ放題の料金 ÷ 単品1皿の値段

同じ店に単品のメニューがあれば、その値段で割ればいい。単品がない店なら、近い価格帯の焼肉店の単品の値段を目安にする。

仮に、食べ放題が4,000円、単品のカルビが1皿700円とすると、4,000÷700で約5.7皿。6皿を食べれば、単品で頼むより得になる。

食べた皿数と、単品で頼んだ場合の金額(仮定)

Fig. 01
食べ放題4,000円、単品1皿700円は計算のための仮定。実際の料金、1皿の量、単品の値段は店によって違う

1皿の量は店によって違うが、6皿なら男一人で食べきれる量であることが多い。腹に余裕があれば8皿、10皿と進めば、そのぶん得になる。だが、無理をして食べる必要はない。元を取れる皿数がわかっていれば、それを超えたところで満足して終われる。

元を取る、効率のいい頼み方

  1. 最初に、店でいちばん高い肉を頼むコースの中で単品の値段が高い肉(上タン、上カルビ、厚切りの肉など)から頼む。腹が空いているうちに食べる。
  2. ご飯とスープは最後にご飯やスープ、麺は腹を満たしやすい。元を取るなら、最後の締めにするか、頼まない。
  3. サイドメニューは少しだけキムチやサラダは、口直しに少しだけ。野菜は焼き野菜を一皿。
  4. 一度に2皿まで一度にたくさん頼むと、網が詰まり、冷めてうまくなくなる。食べ終わる前に次の2皿を頼む。
  5. 甘いタレの肉と塩の肉を交互に同じ味が続くと、飽きて食べられなくなる。塩、タレ、塩、と交互に。

大事なのは、最初の30分だ。腹が空いているうちに、高い肉を集中して食べる。後半は、好きな肉をゆっくり食べればいい。前半に元を取り、後半は楽しむ。それが一人の食べ放題の作戦だ。網が焦げてきたら、遠慮なく交換を頼め。焦げた網で焼いた肉は、どんなにいい肉でもうまくない。

制限時間の使い方

90分の食べ放題の時間配分(例)
時間やること
0〜10分最初の注文。高い肉を2皿。飲み物を頼む
10〜40分高い肉を中心に、2皿ずつ注文を続ける。ここで元を取る
40〜60分好きな肉を、塩とタレで交互に。焼き野菜で口直し
60〜70分ラストオーダーの前に、最後に食べたい肉を頼む
70〜90分ラストオーダー後は、焼いて食べきる。締めのデザートやアイス

食べ放題には、ラストオーダーがある。制限時間の終わりの15〜20分前に設定されていることが多い。最初に店員から説明があるので、聞き逃すな。ラストオーダーの直前に大量に頼むと、食べきれずに残すことになる。

食べ残しは、食品ロスになる

食べ放題でいちばんやってはいけないのが、食べ残しだ。農林水産省と環境省の推計によると、2023年度の日本の食品ロスは464万トンで、そのうち外食産業から出たものは66万トンだった。

事業系の食品ロスの業種別の量(2023年度)

Fig. 02
出典:農林水産省・環境省の食品ロス量の推計(2023年度)。事業系の合計は231万トン、家庭系は233万トン。環境省は2024年度の推計を約461万トンとしている

外食の食べ残しは、頼みすぎから生まれる。大勢の食べ放題では、誰が何を頼んだかわからなくなり、最後に誰も手をつけない肉が網の横に残る。一人なら、自分が食べられる量を自分がいちばんよくわかっている。一皿食べてから次を頼めば、食べ残しはゼロにできる。食べ残しに追加料金をとる店もあるので、なおさらだ。

元を取るより、体が大事

食べ放題で元を取ろうとすると、食べすぎが待っている。一人だと、止めてくれる人がいない。

  • 満腹のサインを無視しない:苦しくなってから食べるのは、元を取るどころか体を損している
  • 脂の多い肉ばかり食べない:赤身と焼き野菜を混ぜる
  • 生焼けの肉を食べない:急いで食べようとして、ホルモンや豚肉を生焼けで食べるのは危ない。中まで火を通せ
  • 飲み放題を付けすぎない:酒で腹がふくれると、肉が入らなくなる。飲み物は1〜2杯で十分
  • 月に何度も行かない:食べ放題は、たまのご褒美にしておけ

一人の男の健康は、自分で守るしかない。元を取れる皿数を超えたら、満足して箸を置く。それが、一人で食べ放題を楽しみ続けるための最低限のルールだ。

食べ放題のあとの過ごし方

食べ放題のあとは、腹が重く、眠くなる。そのまま家に帰って横になると、胃もたれと後悔が残る。一人の食べ放題は、終わったあとの過ごし方まで考えておけ。

  • 一駅歩く:店を出たら、一駅分歩いて帰る。腹ごなしにちょうどいい
  • 温かいお茶を飲む:脂っこい食事のあとは、冷たい飲み物より温かいお茶がいい
  • すぐに寝ない:食べてすぐに横になると、胃に負担がかかる。2〜3時間は起きていろ
  • 翌日の食事を軽くする:食べ放題の翌日は、野菜中心の軽い食事にする

服についた焼肉の匂いは、帰ってすぐに消臭スプレーと洗濯で落とす。一人暮らしなら、匂いに文句を言う家族はいない。風呂に入って、ゆっくり腹を落ち着ければ、食べ放題の一日は気持ちよく終わる。

一人の食べ放題に行く時間

  • 平日の開店直後:空いていて、注文した肉がすぐに届く。網の交換も早い
  • 平日のランチの食べ放題:夜より安いランチの食べ放題を出す店もある
  • 週末の夜は避ける:家族連れとグループで混み、注文した肉が届くのが遅くなる

食べ放題は、肉が届くまでの時間が、食べられる量を左右する。混んでいる時間は、注文してから届くまでに時間がかかり、制限時間が無駄になる。空いている時間を狙え。平日の夕方5時台に入れば、グループ客が来る前に、最初の30分で元を取れる。

食べ放題か、単品か

一人で行くなら、食べ放題か単品か
比べること食べ放題単品の一人焼肉
向いている日とにかく腹いっぱい肉を食べたい日いい肉を少しずつ味わいたい日
肉の質店とコースによる上質な部位を選べる
費用料金は一定。たくさん食べるほど得食べた分だけ。少食なら安い
時間制限時間がある自分のペースで

どちらがいいかは、その日の腹の減り具合で決めればいい。とにかく肉を食べたい日は食べ放題、いい肉を少し味わいたい日は単品の一人焼肉。一人なら、その日の気分だけで選べる。

一人の食べ放題は、恥ずかしくない

焼肉の食べ放題に一人で行くのは、恥ずかしいと感じる男もいる。周りはグループと家族連ればかりで、一人で黙々と肉を焼いていると、少し目立つ気がする。

だが、誰もお前を見ていない。グループは自分たちの会話に、家族は子供の世話に夢中だ。そして、多くの食べ放題の店はタッチパネルで注文するので、店員と話す必要もほとんどない。一人で入り、一人で頼み、一人で焼いて、一人で帰る。誰の手も煩わせない、いちばん気楽な食べ放題の楽しみ方だ。

「一人で食べ放題なんて惨め」と言う父親へ

お前の食べ放題は、子供の皿に肉を焼き、子供が残したご飯とデザートを片付け、自分は最後の10分で冷めた肉を食べて終わりだろう。料金は家族の人数分払っているのに、自分の腹は満たされていない。俺は一人分の料金で、上カルビを最初の30分で6皿食べて、元を取ってから好きな肉をゆっくり焼いた。惨めなのはどっちだ。

まとめ:一人で、食べ放題を正しく使え

焼肉の食べ放題は、一人の方が有利だ。網を独占でき、好きな肉だけを頼め、時間を全部食べることに使える。一人で頼める店は、予約サイトで「1名」にして探すか、電話で確認しろ。元を取る皿数は、食べ放題の料金÷単品の値段。仮に4,000円と700円なら、6皿で元が取れる。

高い肉から頼み、ご飯とスープは最後に、一度に2皿まで。外食産業の食品ロスは年66万トン。一皿食べてから次を頼めば、一人なら食べ残しはゼロにできる。元を取れる皿数を超えたら、満足して箸を置け。料金やコース、一人で頼めるかは店によって違うので、行く前に確認してほしい。

取り分けも遠慮もない網の前で、自分の胃袋のためだけに焼け。末代で何が悪い。

よくある質問

焼肉の食べ放題に一人で入れる?

入れる店は多い。ただし、食べ放題のコースを2名以上からとしている店もある。予約サイトで人数を1名にして検索するか、店に「一人で食べ放題は頼めますか」と確認するといい。チェーン店では、一人で食べ放題を頼める店も珍しくない。

焼肉の食べ放題で元を取るには?

食べ放題の料金を、その店の単品の値段で割ると、何皿食べれば元が取れるかがわかる。仮に食べ放題が4,000円、単品のカルビが1皿700円なら、6皿ほどで単品で頼んだのと同じ額になる。ご飯やスープで腹を満たさず、肉を中心に頼むのが基本だ。

一人の食べ放題は気まずくない?

それほど気まずくない。食べ放題の店の多くは、タッチパネルで注文でき、店員と話す必要も少ない。周りの客は自分たちの肉を焼くのに夢中だ。一人なら、取り分けも遠慮もなく、自分の食べたい肉だけを頼める。

食べ放題で食べ残すとどうなる?

食べ残しに追加料金をとる店もある。何より、食べ残しは食品ロスになる。一度にたくさん頼まず、一皿食べ終わってから次を頼めば、一人でも食べ残しは防げる。

食べ放題の注意点は?

制限時間とラストオーダーの時間を最初に確認すること、食べすぎて体調を崩さないこと、生焼けの肉を食べないことだ。満腹になったら、元を取ることより、自分の体を優先して切り上げろ。

出典・参考資料

  1. 農林水産省・環境省「食品ロス量の推計値(2023年度)」
  2. 環境省「食品ロスの発生量の推計値(2024年度)」
  3. 各店舗の公式サイト・予約サイト(料金・コース・人数の条件は変更されることがあるため、来店前に確認のこと)