休日に何をすればいいかわからない。趣味と言えるものがない。昔はゲームが好きだったが、最近は何をしても続かない。「一生続けられる趣味が欲しい」と思っている男は多い。
出生動向基本調査(2025年)では、18〜34歳の未婚男性のうち66.6%が「生きがいとなるような趣味やライフワークを持っている」と答えた。一人を楽しむ男にとって、趣味は人生の柱だ。そして、一生飽きない趣味には、共通する条件がある。
この記事では、一人で楽しめる男の趣味20個を、4つの軸で採点してランキングにした。家族の予定に休日を差し出した既婚男性の多くは、趣味を「子供が手を離れてから」と先送りにしている。お前は、今日から始められる。
この記事の結論
- 一人趣味20個を、一人向き・飽きにくさ・費用の安さ・年を取っても続くかの4軸で採点した
- 1位は読書で満点。2位は散歩・街歩き、美術館・博物館めぐり、将棋・囲碁
- 一生飽きない趣味は、深さに底がなく、体力が落ちても続けられるものだ
- 体・頭・外・家の4種類から1つずつ、3〜4個持てば飽きない
- 最初から一生の趣味を探さなくていい。試して、続いたものが趣味になる
一生飽きない趣味の4つの条件
一生続けられる一人の趣味には、4つの条件がある。この記事のランキングは、この4つを軸に採点した。
| 軸 | 5点(最高) | 1点(最低) |
|---|---|---|
| 一人向き | 一人でやるのが一番楽しい | 相手や仲間がいないとできない |
| 飽きにくさ | 深さに底がない。やるほど面白くなる | すぐにやり尽くしてしまう |
| 費用の安さ | ほぼ0円で続けられる | 道具や移動に大金がかかる |
| 年を取っても続く | 体力が落ちても、80代でもできる | 若いうちしかできない |
各軸を1〜5点で採点し、合計点(20点満点)で順位をつけた。採点は東京ソロ充男子編集部の評価で、同じ点数のものは同じ順位にしてある。
一生飽きない一人趣味ランキング(全20位)
| 順位 | 趣味 | 一人向き | 飽きにくさ | 費用の安さ | 年を取っても | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 読書 | 5 | 5 | 5 | 5 | 20 |
| 2 | 散歩・街歩き | 5 | 4 | 5 | 5 | 19 |
| 2 | 美術館・博物館めぐり | 5 | 5 | 4 | 5 | 19 |
| 2 | 将棋・囲碁(オンライン) | 4 | 5 | 5 | 5 | 19 |
| 5 | 料理 | 4 | 5 | 4 | 5 | 18 |
| 5 | 映画鑑賞 | 5 | 4 | 4 | 5 | 18 |
| 7 | サウナ・銭湯 | 5 | 4 | 4 | 4 | 17 |
| 7 | 釣り | 5 | 5 | 3 | 4 | 17 |
| 7 | 城・寺社めぐり | 5 | 5 | 3 | 4 | 17 |
| 7 | 写真 | 5 | 5 | 2 | 5 | 17 |
| 7 | ゲーム | 5 | 4 | 4 | 4 | 17 |
| 7 | 楽器 | 4 | 5 | 3 | 5 | 17 |
| 13 | 筋トレ | 5 | 4 | 4 | 3 | 16 |
| 13 | ランニング | 5 | 3 | 5 | 3 | 16 |
| 13 | プラモデル・模型 | 5 | 4 | 3 | 4 | 16 |
| 13 | 一人旅 | 5 | 5 | 2 | 4 | 16 |
| 17 | 登山・ハイキング | 4 | 5 | 3 | 3 | 15 |
| 17 | 食べ歩き | 4 | 4 | 3 | 4 | 15 |
| 19 | ソロキャンプ | 5 | 4 | 2 | 3 | 14 |
| 19 | ゴルフ(練習場) | 4 | 4 | 2 | 4 | 14 |
上位10の一人趣味の採点内訳(20点満点)
Fig. 011位:読書——満点の一人趣味
1位は、4つの軸すべてで満点の読書だ。一人で読むのが当たり前で、本の世界には底がない。図書館を使えば0円で、80代になっても続けられる。
読書の強さは、ほかの趣味の燃料になることだ。歴史の本を読めば城めぐりが面白くなり、画家の伝記を読めば美術館が面白くなり、旅行記を読めば一人旅に出たくなる。一人カフェ、公園のベンチ、旅先の宿。どこでもできるのも強みだ。小説、歴史、科学、旅行記、漫画。ジャンルを変えれば、一生かかっても読み尽くせない。年に50冊読む男は、10年で500冊分の世界を知る。
社会生活基本調査(2021年)では、趣味としての読書(マンガを除く)をした人の割合は31.6%、マンガを読む人は36.8%だった。3人に1人は、本を読む楽しみを持っている。
2位:散歩・街歩き、美術館・博物館めぐり、将棋・囲碁
散歩・街歩き
靴さえあれば、0円でいつでもできる。知らない街を歩くだけで、発見は無限にある。年を取っても続けられ、体にもいい。飽きにくさが4点なのは、同じ道ばかり歩くとマンネリになるからだ。降りたことのない駅で降りれば、すぐに新鮮さは戻る。
美術館・博物館めぐり
美術館は、一人で行くのが一番楽しい場所だ。好きな作品の前に好きなだけ立っていられる。常設展なら数百円から。そして、知識が増えるほど見えるものが増え、何十年続けても飽きない。
将棋・囲碁(オンライン)
相手は必要だが、オンラインなら家から一人で、いつでも対局できる。相手と顔を合わせる必要も、会話をする必要もない。強くなりたければ、一人で詰将棋や棋譜並べをすればいい。数千年の歴史を持つゲームに、深さの底はない。費用はほぼ0円で、頭を使うから年を取っても衰えにくい趣味だ。
5位:料理、映画鑑賞
料理
一人暮らしの男にとって、料理は趣味と節約を両立できる最強の選択だ。スパイスカレー、パスタ、燻製、パン。一つの料理を極めるだけで、何年も楽しめる。そして、料理ができる男は、老後の健康も自分で守れる。
映画鑑賞
映画館でも、家の配信でも楽しめる。一本2時間で、別の人生を生きられる。監督で観る、国で観る、年代で観る。テーマを決めれば、何千本あっても飽きない。
7位:サウナ・銭湯、釣り、城・寺社めぐり、写真、ゲーム、楽器
- サウナ・銭湯:一人で来るのが当たり前の場所。心と体のリセットになる。全国の名店を巡れば、旅の目的にもなる
- 釣り:一人で水面を眺める時間は、究極の一人時間だ。魚の種類、釣り方、場所。深さに底がない
- 城・寺社めぐり:日本100名城、御朱印。集める楽しみと学ぶ楽しみが両方ある。旅と組み合わせやすい
- 写真:カメラとレンズに金はかかるが、一人旅や街歩きの記録が作品になる。年を取っても続けられる
- ゲーム:一人で没頭できる最強の娯楽。社会生活基本調査では、ゲームをした人の割合は2016年の35.8%から2021年の42.9%に上がった
- 楽器:始めるのに少し勇気が要るが、上達には終わりがない。年を取ってから始める人も多い
13位以下も、立派な一生の趣味だ
13位以下の趣味は、点数が低いから悪いわけではない。費用がかかるか、体力が要るから点数が下がっただけだ。
- 筋トレ・ランニング:一人向きで費用も安いが、年を取ると強度を落とす必要がある。だが、続けた男の60代の体は違う
- プラモデル・模型:一人で没頭できる。完成品が増えていく楽しさがある
- 一人旅:一人向き・飽きにくさは満点だが、費用で点数が下がった。人生で一番豊かな体験をくれる趣味の一つだ
- 登山・ハイキング:深さは満点だが、体力と費用で点数が下がった。低い山なら、何歳からでも始められる
- 食べ歩き:楽しいが、健康と費用に気をつける必要がある
- ソロキャンプ・ゴルフ:道具と移動に金がかかる。だが、ハマる男はとことんハマる
データで見る、みんながやっている趣味
総務省の社会生活基本調査(2021年)は、過去1年間にその趣味やスポーツをした人の割合(行動者率)を調べている。この記事のランキングに入った趣味を中心に抜き出した。
趣味・スポーツの行動者率(10歳以上、2021年)
Fig. 02ウォーキングやゲーム、読書は、3〜4割の人がやっている定番の趣味だ。一方、釣り、登山、キャンプは1割に満たない。少数派の趣味ほど、深くハマる人が多いとも言える。どちらを選ぶかは、お前次第だ。
趣味は「4種類」から1つずつ持て
一生飽きないコツは、種類の違う趣味を3〜4個持つことだ。
| 種類 | 例 | 役割 |
|---|---|---|
| 体を動かす | 散歩、筋トレ、ランニング、登山、サウナ | 体の健康、気分のリセット |
| 頭を使う | 読書、将棋・囲碁、楽器 | 知的な刺激、老化の予防 |
| 外に出る | 美術館、城めぐり、釣り、一人旅、写真 | 発見、季節を感じる |
| 家でできる | 料理、映画、ゲーム、プラモデル | 雨の日、疲れた日の楽しみ |
たとえば、散歩・読書・美術館・料理の4つを持っていれば、晴れの日も雨の日も、元気な日も疲れた日も、金がある月もない月も、やることに困らない。しかも、この4つはランキングの上位で、全部ほぼ一生続けられる。
趣味が見つからない男へ:見つけ方の手順
- 子供のころ好きだったものを書き出す電車、恐竜、星、プラモデル、釣り。大人の財力で、もう一度楽しめる。
- 最近気になっているものを書き出す通勤中に見かけた教室、ネットで見た道具、友人の話。
- 一番手軽なものを1つ試す本を1冊買う、美術館に1回行く、体験教室に1回出る。初期費用の小さいものから。
- 3回続けてみる1回目は慣れない。3回やって楽しければ、それはお前の趣味だ。
- 続かなければ次へ合わなかった趣味は、遠慮なくやめていい。いくつか試して、残ったものが一生の趣味になる。
最初から「一生の趣味」を見つけようとしなくていい。試して、続いたものが趣味になる。一人なら、誰にも気を遣わずに、いくらでも試せる。
趣味を始めるのにかかる費用の目安
趣味を始めるとき、最初に気になるのが費用だ。初期費用が小さいものから試すのが、失敗しないコツだ。
| 趣味 | 初期費用 | 月の費用 |
|---|---|---|
| 読書 | 0円(図書館) | 0〜3,000円 |
| 散歩・街歩き | 0円 | 交通費のみ |
| 美術館・博物館 | 0円 | 1,000〜5,000円 |
| 料理 | 数千円(包丁や鍋) | 食費の範囲 |
| 釣り | 1万〜3万円 | 数千円 |
| 写真 | スマホなら0円、カメラなら数万〜数十万円 | 交通費 |
| 楽器 | 数万円 | 教室なら1万円前後 |
| ソロキャンプ | 5万〜10万円 | キャンプ場代と交通費 |
写真やキャンプのように道具が要る趣味は、いきなり高い道具を買わないのが鉄則だ。写真ならまずスマホで、キャンプならレンタルの道具で試す。3回やって続きそうなら、そのときに少しいい道具を買えばいい。道具から入ると、使わない道具だけが部屋に残る。
年代別:今から始めるならこの趣味
どの年代から始めても遅くはないが、年代ごとに始めやすい趣味はある。
- 20代:体力のある今こそ、登山、ランニング、一人旅。同時に、読書と料理の習慣を作っておけば、一生の土台になる
- 30代:写真、釣り、ソロキャンプなど、道具と技術の要る趣味。金と体力の両方がある30代は、深い趣味を始めるのに最適だ
- 40代:楽器、美術館めぐり、城めぐり。知識と経験が増えた分、学ぶ趣味が急に面白くなる
- 50代以降:将棋・囲碁、散歩、読書の深掘り。体への負担が少なく、80代まで続けられる趣味を中心に
大事なのは、年を取ってから一人の趣味を探し始めないことだ。定年を迎えてから趣味を探しても、体力も好奇心も若い頃ほどはない。今のうちに、一生続けられる趣味を一つでも育てておけ。
趣味を長く続けるコツ
- 目標を持つ:「年に50冊読む」「100名城を制覇する」「フルマラソンを走る」。数字の目標があると続く
- 記録を残す:読んだ本、行った美術館、釣った魚。記録が増えるほど、やめられなくなる
- 道具に少し投資する:いい道具を使うと、上達も早く、楽しさも増す
- 深さを掘る:同じ趣味でも、もう一段深い楽しみ方がある。読書なら作家を追う、写真ならテーマを決める
- ゆるい仲間を持つ:同じ趣味の人とたまに話すと、刺激になる。教室やオンラインのコミュニティでいい
既婚者の趣味と、独身者の趣味
独身者の趣味
- やりたい趣味を、今日から始められる
- 道具を買うのも、旅に出るのも自由
- 休日を丸ごと趣味に使える
- 趣味の時間を誰にも削られない
既婚者の趣味
- 「子供が手を離れてから」と先送り
- 道具を買うには家計の許可が要る
- 休日は家族の予定が優先
- 趣味の時間は、家事と育児の合間に
趣味は、時間をかけるほど深くなる。20代、30代から一人の趣味に時間を注げる独身の男は、50代になったとき、既婚者が「これから始めよう」と思っている趣味の、はるか先にいる。
まとめ:一生の趣味は、一人で深めるほど面白くなる
一人で楽しめる男の趣味20個を、一人向き・飽きにくさ・費用の安さ・年を取っても続くかの4軸で採点した。1位は満点の読書、2位は散歩・街歩き、美術館・博物館めぐり、将棋・囲碁。上位の趣味は、どれも深さに底がなく、体力が落ちても続けられる。
体・頭・外・家の4種類から1つずつ、3〜4個の趣味を持てば、天気にも体調にも予算にも左右されずに楽しめる。最初から一生の趣味を探さなくていい。試して、続いたものがお前の趣味になる。
一人で深めた趣味は、一生の財産だ。末代で何が悪い。
よくある質問
一人で楽しめる男の趣味でおすすめは何ですか?
この記事の採点では、1位が読書、2位が散歩・街歩き、美術館・博物館めぐり、将棋・囲碁(オンライン)、5位が料理と映画鑑賞だった。どれも一人で楽しめて、飽きにくく、費用も比較的安く、年を取っても続けられる。
一生続けられる趣味の選び方は?
一人でできるか、深さに底がないか、お金がかかりすぎないか、体力が落ちても続けられるかの4つで考えるといい。読書、美術館めぐり、料理、写真、楽器などは、年を重ねるほど知識と技術が増え、楽しさが深まっていく。
趣味が見つからないときはどうすればいいですか?
子供のころ好きだったもの、最近気になっているもの、行ってみたい場所を書き出し、一番手軽なものから試すといい。最初から一生の趣味を見つけようとしなくていい。いくつか試して、続いたものが自分の趣味になる。
趣味はいくつ持てばいいですか?
体を動かすもの、頭を使うもの、外に出るもの、家でできるものから1つずつ、3〜4個持つのがおすすめだ。種類の違う趣味を持っておくと、天気や体調、予算に合わせて選べ、飽きにくくなる。
お金のかからない一人の趣味はありますか?
読書(図書館を使えば0円)、散歩・街歩き、ランニング、将棋や囲碁のオンライン対局、料理などは、お金をほとんどかけずに続けられる。美術館の常設展や銭湯も数百円で楽しめる。
出典・参考資料
- 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果 結果の要約」
- 国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」概要版図表4-1