ソロ活 入門と極意 / SOLO-KATSU

ソロ活のデメリットと対策。割高・防犯・寂しさを潰す方法

15.3%単独登山の遭難者のうち死者・行方不明者の割合(複数登山は5.5%)
約1.6倍単身世帯の一人あたり消費支出(二人以上の世帯と比べて)
8つソロ活のデメリットと対策

このサイトはソロ活を推している。だが、ソロ活にもデメリットはある。それを隠して「一人は最高」とだけ言うのは、結婚式場のパンフレットが離婚率を書かないのと同じだ。俺たちは、そういう嘘はつかない。

この記事では、ソロ活のデメリットを正直に8つ挙げる。一人あたりの生活費は割高になる。山で一人で遭難すれば、死亡・行方不明になる割合は約3倍だ。データも隠さず出す。

そのうえで、一つずつ対策で潰していく。デメリットを知って潰した男のソロ活は、最強の遊び方になる。結婚のデメリットは、知ったところで潰しようがないものが多い。そこが決定的な違いだ。

この記事の結論

  1. ソロ活のデメリットは、割高・安全・寂しさ・共有できない・2名から・写真・荷物・周りの目の8つ
  2. 単身世帯の一人あたり消費支出は、二人以上の世帯の約1.6倍。生活は割高になる
  3. 単独登山の遭難者の死者・行方不明の割合は15.3%で、複数登山の約3倍
  4. 一番危険なのは登山・海・夜・海外。行き先を伝え、無理をしないことが最大の対策
  5. どのデメリットも対策で小さくできる。結婚のデメリットと違って、自分で潰せる

ソロ活のデメリット8つと対策の一覧

ソロ活のデメリットと対策
デメリット深刻度主な対策
1 割高になる中一人向けプラン、平日、ランチ、予算の別枠化
2 トラブルや事故のときに助けがない高行き先を伝える、無理をしない、保険と連絡手段
3 寂しさを感じることがある中話せる相手を1人、ゆるいつながり
4 感動を共有できない低記録と発信、あとで話す相手
5 2名以上からの店やプランがある低事前に確認、一人向けの店を選ぶ
6 自分の写真が撮りにくい低三脚、セルフタイマー、景色と料理を撮る
7 荷物とトイレで困る低荷物を減らす、ロッカー、席の確保の工夫
8 周りの目が気になる中慣れ、時間帯、カウンター席

深刻度は編集部の評価だ。本当に気をつけるべきなのは、2の「助けがない」だけだと言っていい。ほかは、工夫と慣れでほぼ消せる。順番に見ていこう。

デメリット1:一人だと割高になる

まず、お金の話だ。一人だと、割り勘ができない。ホテルのツインルームを一人で使えば、二人で泊まるより一人あたりは高くなる。旅行のツアーには、一人参加の追加料金がかかることがある。タクシーもレンタカーも、一人で全額払う。

生活全体でも、一人は割高だ。総務省の家計調査(2024年)では、単身世帯の消費支出は月169,547円だった。二人以上の世帯は月300,243円で、平均世帯人員は2.88人。一人あたりに直すと約10万4,000円だ。

一人あたりの月の消費支出(2024年)

Fig. 01
出典:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2024年(令和6年)平均結果の概要」。二人以上の世帯は300,243円を平均世帯人員2.88人で割った編集部の計算。単身世帯は平均年齢58.7歳で、世帯の年齢構成などが違うため単純比較には注意

単身世帯の一人あたりの支出は、二人以上の世帯の約1.6倍。家賃、光熱費、家電、車などを分け合えないからだ。これは正直に認めよう。一人は、生活の効率では負ける。

割高への対策:効率ではなく「満足度」で比べろ

ただし、この比較には落とし穴がある。二人以上の世帯の支出には、自分が選んでいない出費が大量に含まれている。子供の教育費、配偶者の服、家族旅行、義実家への手土産、ファミリーカー。一人あたりの金額は少なくても、自分の満足になっている金はそのうちいくらかだ。

一人の出費は、割高でも100%が自分の満足になる。そして、結婚と子育てにかかる生涯のコストは、ソロ活の割増料金とは桁が違う。そのうえで、ソロ活の割高は次の方法で小さくできる。

  • 一人向けのプランを選ぶ:ホテルのシングルルーム、一人旅向けのツアー、一人焼肉の専門店
  • 平日を狙う:宿も遊園地も、平日は休日より安いことが多い
  • ランチを使う:寿司もフレンチも、ランチなら夜の数分の一
  • 予算を別枠にする:月のソロ活予算を決めて、その中で楽しむ

デメリット2:トラブルや事故のときに、助けがいない

ソロ活の一番深刻なデメリットがこれだ。一人だと、事故やトラブルのときに、すぐに助けてくれる人がいない。それがはっきり数字に出ているのが、山だ。

警察庁の「令和7年における山岳遭難の概況等」によると、令和7年の山岳遭難者は3,623人で、そのうち死者・行方不明者は332人だった。そして、単独登山の遭難者1,367人のうち、死者・行方不明者は209人、15.3%。複数で登っていた遭難者の5.5%と比べて、9.8ポイントも高い。

山岳遭難者のうち死者・行方不明者の割合(令和7年)

Fig. 02
出典:警察庁生活安全局「令和7年における山岳遭難の概況等」。単独登山には山菜・茸採り、観光等を含む

一人で遭難すると、助けを呼ぶのが遅れ、見つけてもらうのも遅れる。約3倍という差は、そのまま「一人の怖さ」を表している。警察庁も、単独登山はトラブルのときの対処が難しくなると注意を呼びかけている。

安全への対策:一人だからこそ、準備で守れ

このデメリットだけは、気合いでは潰せない。準備で潰すしかない。

  1. 行き先と予定を誰かに伝える登山なら登山計画書を出し、家族や友人にも行き先と下山予定時刻を伝える。旅行でも、宿の名前と帰る日を伝えておく。
  2. 無理な計画を立てない一人だと、引き返す判断を誰も手伝ってくれない。天気が悪い、体調が悪い、時間が押している。どれか一つでも当てはまったら、やめる。
  3. 連絡手段を確保するスマホのモバイルバッテリーは必須。山では電波が届かない場所も多いので、地図アプリの地図を事前に保存しておく。
  4. 保険に入る山岳保険、海外旅行保険。救助や治療の費用は、一人だと全部自分にかかってくる。
  5. 夜と酒に気をつける一人で飲みすぎると、帰り道のトラブルや転倒のもとになる。知らない街では、夜遅くに人通りの少ない道を歩かない。

海外の一人旅なら、外務省の海外安全ホームページで治安情報を確認し、「たびレジ」に登録しておく。一人で遊ぶ男は、一人で自分を守る責任がある。それを果たせば、ソロ活の危険は大きく減らせる。

出先での急な体調不良にも備えておけ

山や海ほどではなくても、サウナでのぼせた、旅先で熱が出た、食あたりになったということは、日常のソロ活でも起こりうる。一人だと、救急車を呼ぶか、病院を探すか、宿に戻るかを、体調が悪い中で自分で判断しなければならない。

  • 保険証とお薬手帳をスマホやカードで持ち歩く:マイナ保険証なら財布に入れておけばいい。持病や飲んでいる薬もメモしておく
  • 迷ったときの相談窓口を知っておく:救急車を呼ぶべきか迷ったら、救急安心センター事業(#7119)に電話して相談できる地域が多い。東京都も対応している
  • スマホの緊急連絡先を設定する:ロック画面から家族や友人の連絡先がわかるようにしておく

一人の男が倒れたとき、周りが最初に知りたいのは「誰に連絡すればいいか」だ。それを用意しておくだけで、もしものときの安心感はまったく違う。

デメリット3:寂しさを感じることがある

どんなにソロ活が好きでも、ふと寂しくなる瞬間はある。旅先の夕暮れ、帰りの電車、家族連れでにぎわう店。これは否定しない。

対策は、ソロ活をやめることではなく、つながりを少し足すことだ。内閣府の令和7年の調査では、気軽に話せる相手がいない人の25.0%が孤独感を「しばしば・常に」感じていたのに対し、いる人では2.5%だった。話せる相手が1人いるだけで、孤独感は10分の1になる。友人、兄弟、行きつけの店の店主でいい。

デメリット4:感動をその場で共有できない

絶景を見たとき、うまいものを食べたとき、「すごいな」と言える相手が隣にいない。感動をその場で共有できないのは、ソロ活の小さなデメリットだ。

対策は2つある。1つは、記録と発信だ。写真と一言をSNSやブログに残せば、同じ趣味の人から反応が来ることもある。もう1つは、あとで話すことだ。友人と会ったときに「この前一人で行った店がすごくて」と話せばいい。その場で共有できない代わりに、自分のペースで、100%その感動に浸れる。隣の誰かの反応を気にせずに。

デメリット5:「2名様から」の壁

焼肉やしゃぶしゃぶのコース、鍋、ホテルの一部のプラン、一部のツアーやアクティビティ。「2名様から」と書かれたものは、一人では申し込めない。

対策は、事前の確認と、一人向けの店選びだ。予約サイトで「1名」を入れて検索すれば、一人で予約できる店だけが出てくる。電話で「一人でもコースは頼めますか」と聞けば、対応してくれる店もある。一人焼肉、一人鍋、一人しゃぶしゃぶの専門店も増えている。2名からの壁は、年々低くなっている。

デメリット6・7:写真と荷物の問題

自分の写真が撮りにくい

一人旅では、自分が写った写真がほとんど残らない。対策は、小さな三脚とセルフタイマー、またはスマホの自撮り棒だ。だが、ソロ活の上級者の多くは、自分ではなく、景色と料理を撮る。旅の記録に自分の顔は要らない。見たものが残っていれば十分だ。

荷物とトイレで困る

カフェで一人のとき、トイレに行く間に荷物をどうするか。旅先で大きな荷物を持ったまま観光するか。これも一人ならではの小さな悩みだ。対策は、荷物を減らすことと、コインロッカーを使うこと。カフェでは貴重品だけ持ってトイレに行き、席には上着を置いておけばいい。

デメリット8:周りの目が気になる

最後は、周りの目だ。一人で焼肉屋や遊園地に行くと、周りの視線が気になる。だが、これは8つの中で一番実体のないデメリットだ。心理学の研究では、人は自分が思っているほど他人から見られていないことがわかっている。

対策は、慣れだ。同じ種類のソロ活を2〜3回やれば、周りの目はほとんど気にならなくなる。最初は空いている時間とカウンター席を選べばいい。

ソロ活のデメリットと、結婚のデメリットを比べる

ここまで、ソロ活のデメリットを正直に見てきた。では、結婚のデメリットと比べるとどうか。

ソロ活のデメリット

  • 一人あたりの料金が割高。月数千〜数万円の差
  • 事故のときに助けがない。準備で大きく減らせる
  • 寂しさ。話せる相手1人で大きく減る
  • 嫌になったら、いつでもやめられる

結婚のデメリット

  • 生涯で数千万円単位のコスト
  • 時間と自由の大半を失う
  • 家の中でも孤独を感じることがある
  • やめるには、財産の半分と養育費と年月がかかる

決定的な違いは、ソロ活のデメリットは自分で潰せて、嫌ならやめられることだ。結婚のデメリットは、自分一人では潰せず、やめるには莫大なコストがかかる。デメリットの大きさではなく、デメリットを自分で管理できるかどうか。そこで比べれば、どちらが合理的かは明らかだ。

デメリット対策チェックリスト

  • 月のソロ活予算を決めているか(割高対策)
  • 遠出や登山の前に、行き先と予定を誰かに伝えているか(安全対策)
  • モバイルバッテリーと保険を用意しているか(安全対策)
  • 気軽に話せる相手が1人はいるか(寂しさ対策)
  • 行った場所の記録を残しているか(共有対策)
  • 予約の前に「1名で可能か」を確認しているか(2名から対策)
  • 荷物を減らし、ロッカーを使っているか(荷物対策)
  • 最初は空いている時間とカウンター席を選んでいるか(周りの目対策)

まとめ:デメリットを潰したソロ活は、最強だ

ソロ活にもデメリットはある。単身世帯の一人あたりの消費支出は二人以上の世帯の約1.6倍で、単独登山の遭難者の死者・行方不明の割合は15.3%と、複数登山の約3倍だった。割高、安全、寂しさ、共有できない、2名から、写真、荷物、周りの目。8つのデメリットは、正直に認める。

だが、どれも対策で小さくできる。本当に気をつけるべきは安全だけで、それも行き先を伝え、無理をせず、準備をすれば大きく減らせる。そして、嫌になったらいつでもやめられる。

自分で管理できるデメリットしかない遊び方は、最強だ。末代で何が悪い。

よくある質問

ソロ活のデメリットは何ですか?

主なデメリットは、一人あたりの料金が割高になること、トラブルや事故のときに助けがいないこと、寂しさを感じることがあること、感動を共有できないこと、2名以上からの店やプランに入れないこと、自分の写真が撮りにくいこと、荷物やトイレで困ること、周りの目が気になることの8つだ。どれも対策で小さくできる。

ソロ活は危険ですか?

日常のソロ活の多くは危険ではないが、登山や海、夜の外出、海外旅行では注意が必要だ。警察庁の令和7年の統計では、単独登山の遭難者のうち死者・行方不明者は15.3%で、複数登山の5.5%の約3倍だった。行き先と予定を誰かに伝え、無理のない計画を立てることが大事だ。

ソロ活は割高ですか?

一部は割高になる。ホテルの1名利用やツアーの一人参加には追加料金がかかることがあり、生活費も一人あたりでは割高だ。家計調査では、単身世帯の消費支出は二人以上の世帯の一人あたりの約1.6倍だった。ただし、誰かに合わせた出費がない分、使う金はすべて自分の満足になる。

ソロ活で寂しいと感じたらどうすればいいですか?

気軽に話せる相手を1人持ち、行きつけの店や趣味の場などゆるいつながりのある場所を作るといい。国の調査では、気軽に話せる相手がいない人の孤独感は、いる人よりはるかに高かった。ソロ活をやめる必要はなく、つながりを少し足せばいい。

一人旅で防犯のためにできることは何ですか?

宿と移動の予定を家族や友人に伝える、夜遅くに人通りの少ない場所を歩かない、貴重品を分けて持つ、スマホの充電を切らさない、海外では外務省の海外安全情報を確認し、たびレジに登録する、などが基本だ。酒の飲みすぎにも注意したい。

出典・参考資料

  1. 総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2024年(令和6年)平均結果の概要」
  2. 警察庁生活安全局生活安全企画課「令和7年における山岳遭難の概況等」(2026年6月18日)
  3. 内閣府孤独・孤立対策推進室「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和7年)調査結果のポイント」
  4. 外務省「海外安全ホームページ」「たびレジ」